日産スカイラインGT−R(BNR32)
DIY記録

時計修理

Update:2015/09/17



<始めに>

当作業は、既に作業された方々によって、ネット公開された情報を参考にさせて頂きました。
その方々のお陰で、今回の作業を行う事が出来ました。
皆様、ありがとうございました。





さて、
時計の修理、として行う作業は、

@表示されない液晶画面の修理
A時、分、リセットの3ボタン(タクトスイッチ)の交換
です。


1.下記画像の時計は、ネットオークションで購入した不動モノです。
※自分のクルマに付いていた時計は、修理するつもりで作業したのですが、結果、練習台となり使えなくなってしまいました。

画像その1/3


画像その2/3


画像その3/3






それでは、作業開始です。

2.フタのパーツは脆いので、割らない様に慎重に外します。
※慎重にやったのですが、割ってしまいました!
※練習台となった時計でも割ってます。



3.基盤の奥に見える、クルマからの電源ケーブルを接続するコネクタを外します。
※タクトスイッチ(緑の線)の交換のみであれば、この作業は不要です。


裏側


電光ドライバーを使って上手く出来ないかとやってみますが、外れません。


何だかグチャグチャになって来てしまいました。


前回の経験で、この出っ張りさえクリア出来れば外れます。
この状況を見て、
”力尽くで行けるんじゃないか?”
と思い、右方向に力尽くでコネクタを押してみました。


4.外れました。


5.時計ユニットの本体です。


6.時、分、リセットの3つを交換するので、それぞれのスイッチの向きを確認しておきます。

時(SW H)
※スイッチの右側に、6なのか9なのかの刻印があります。
※きっと、9です。






---------- 余談 その1 始まり ----------↓

スイッチの刻印が9だと分かったのは、新しいスイッチを見てです。

新しいスイッチ(オムロン製)
※これには、「2」も刻印されています。
※2か9を刻印するのが規格と理解し、それで、古いスイッチの刻印は9だと認識しました。


---------- 余談 その1 終わり ----------↑





向きの確認。

分(SW M)


リセット(SW R)


7.本体を裏返して、スイッチを固定しているハンダを除去し、3つのスイッチを外します。


8.外しました。
※除去した跡が汚いです。


9.次に液晶チップ(?)を外す為に、それを固定している部分のハンダも除去します。
※再掲。
※前回、基盤から足を外す方法を幾つか試してみましたが、
結局は、”出来る限りハンダを取り除く!”になりました。
※ハンダを除去すると、基盤の穴が見えます。そうなれば、液晶チップの足が、ほぼフリーになります。


10.液晶チップが取れました。
※黒く炭の様になっている箇所がありますが、前回のユニットも同様でしたので、これで正常の様です。


※ハンダ割れを起こしていると予想されるココを見てみます。
※再掲。


※アップ。

どうでなんでしょう。「ちょっとボコボコしてるかなぁ〜」って感じです。




手前側を、覗き込む感じで見てみましょう。



ん〜、ちょっと・・・。


向こう側は、どうでしょう?



割れてます!





11.チップ4つ全てに、ハンダを盛りました。






---------- 余談 その2 始まり ----------↓

新しいタクトスイッチ(オムロン製 B3F1000)







オリジナル(古い)のタクトスイッチ

ミツミ製?


---------- 余談 その2 終わり ----------↑





12.液晶チップを戻し、ハンダ付けしました。
※スンナリとは行かず、基盤にチップの足を刺した時に2本、”ぐにゃ”となり、難儀しました。
※チップを外した時に、基盤に残っているハンダ除去をもっとやった方が良かったかも知れません。


表です。


13.新しいスイッチを、向きを合わせてハンダ付けしました。


裏です。
※赤枠の所は、ハンダ付け出来ませんでした。
※理由は、古いスイッチを外す時に、ハンダゴテを450度でやってみたら、基盤に付いていた、うす〜〜〜い銅板(?)が剥離してしまった為、ハンダが付きませんでした。
※それからは、330度くらいで作業しました。






---------- 余談 その3 始まり ----------↓

タクトスイッチの通電について

OFFの時は、下記の2経路が通電状態です。


ONの時は、下記の6経路が(全てが)、通電状態になります。


---------- 余談 その3 終わり ----------↑





14.基盤をケースに戻します。
※コネクタ(白いヤツ)も固定します。
※コネクタはユルユルになってしまいました(簡単に外れてしまいます)。


15.フタを(ツメが欠けてますが)、


16.そのまま着けます。

時計ユニットの修理作業完了。






クルマに仮接続しで、動作確認します。





17.表示されました!


18.H(時)ボタンを押すと、時がカウントアップします。


19.M(分)ボタンを押すと、分がカウントアップします。


20.RESETボタンを押すと、分が「00」になります。






21.時計をクルマにセットする為に、スピードメーター枠を外した状態です。
※枠を外すまでの単純作業なのに、既に汗だくです(8月作業)。


22.スピードメーター枠の裏に、時計ユニットを固定します。


23.全てを元に戻して、エンジンスタート。
※時計が表示されました。




完成。





<終わりに>

上手く行きましたが、同様に修理された方でも、失敗したケースの記事もありました。
運が良かったと思っています。

話しは変わりますが、ETCを付けたり、何々を付けたりで、何度もネジの着け外しをしていて、
「いつネジ山を潰してしまうか」と心配になりました。
実際、既に怪しい所があります。

が、また何かやってしまうんでしょうね。





お粗末様でした。


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